Harpsichordist TOMOKO MATSUOKA
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朝日新聞千葉版
2007年9月19日

鎌ヶ谷出身・松岡さん
国際古楽コンで3位
チェンバロ、高校時代から

 鎌ヶ谷市出身でイタリア留学中のチェンバロ奏者、松岡友子さん(26) が、今夏ベルギーのブリュージュで開かれた国際古楽コンクールで3位 入賞を果たした。日本人の入賞は21年ぶりという。

 松岡さんは鎌ヶ谷で小中高校時代を過ごし、ピアノを学んだ。県立松戸 国際高校3年の時、山梨であった都留音楽祭の講習会に参加し、チェンバロ に魅了された。「なんと優雅な世界なんだろう。『これは私の楽器だ』 と進路を決めました。

 この時講師だった曽根麻矢子氏に師事、高校卒業後はイタリアのミラノ 音楽院に学んだ。現在はコモ国立音楽院に在籍しながらイタリアやスイス で演奏活動をしている。

 コンクールでは、8月1日、念願のファイナリスト5人に選ばれ、バッハ 「フーガの技巧」、ラモー「コンセールによるクラヴサン曲集」を披露。 「今の自分のすべてを出し切った」という。

 一時帰国中の10日、市役所に報告に訪れた。松岡さんは「これを励みに、 世界中で演奏できるよう頑張りたい」と話していた。